コラム/海外レポート

2024.08.05

猛暑に思うこと

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  • タイ
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  • 海外工場

執筆者:

大塚 之博

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「おやっ、暑くない!」
春先はバンコクで毎日40℃に迫る気温でうだっていたかと思えば、7月後半にタイ、インドネシアのお客様を訪問した際、着いたときは30℃。日本を出たときは35℃程度だったので少し涼しいくらいでした。
日本の夏は、ASEAN諸国の熱帯気候を上回る異常な暑さに変化してしまったのだと、地球規模の温暖化を肌で感じました。

また、タイ、インドネシア入国の際、両替するたび、円安を実感しています。
年初より△□円安くなっている……
為替トレンドを見ると、年々円安が進行。なぜこんなに円が弱いのだろうか。

色々な統計データを見ても、日本のポジション低下を感じざるを得ません。
・世界GDPランキングではドイツに抜かれ4位へ後退
・国際幸福度は143か国中51位と前回から4つ後退

「幸福学:Well-being Management」を理解し、会社経営を支えるコンサル業務に活用しようとしています。
「会社が儲からなければ、社員を幸せにすることもできない」ではなく
「社員が幸せになるほど、それが原因となり、結果として、会社の業績も伸び、組織全体が強くなっていく」
➡『社員の幸せが会社組織を強くする』
に共感し、実現に向けて、試行錯誤しながら進めています。

コロナ中断後、昨年後半から活動再開したインドネシアの企業様では、会社での学びを家庭でも実践、効果を実感し、生き生きとした活動を続けています。社長も社員の頑張りに応えるべく、定期的に成果表彰のイベントを行い、活気ある工場を実現されています。

また、年初から活動開始したタイの企業様では、活動にエンゲージメントを高める仕組みを取り入れ、心理的安全性が高く、言える・聞ける風土になってきています。収益的には厳しく、高い目標設定になっていますが、実現に向けて前向きな議論が出来ており、目標達成に向けて活動推進中です。

担当させて頂いている日本の企業様も、活動の中に“エンゲージメント向上”を取り入れ、4年目に入りましたが、会社上層部-中間管理層-リーダー・一般社員層の関係性・コミュケーションも段々良くなってきています。毎月の報告会も、名称をミーティングに変更し、報告の場から議論の場に変わりだしました。業績も回復してきており、今後の活動も楽しみです。

ここに紹介した企業様の活動は、活気があり、私も多くの気づき、学びがあり、訪問するのがとても楽しみです。暑さになんか負けていられません! 皆様のため、自分のため “ DO MY BEST ! “

皆様も、厳しい時こそ
『社員の幸せが会社組織を強くする』について、考えて見られてはいかがでしょうか。