2022.09.27
【コンサルタントアイ】「変わりゆくタイ」
世界的に進むインフレですが、タイでは8月の消費者物価指数(CPI)変化率は7.9%と公表されており、単月で見ると日本の約2.8倍(日本の8月CPI変化率:2.8%)と急速に高まっています。バンコクに住んでいる私の肌感覚としても、様々なモノの値段が上がっていることを実感していますが、コロナ禍によって更に深刻となった格差社会のタイにおいては、特に低所得層への影響が懸念されます。一方でタイ従業員の2022年の昇給率見通しは3.2%とのことで、物価と賃金の上昇率の乖離は中間層へも影響を及ぼすものと予測されます。